今日の漢字
先日気になるニュースがありました。
今現在、文化庁が新常用漢字を検討しているらしく、一般から要望が高かったもののひとつとして、「碍(ガイ、ゲ)」という漢字があったそうです。
asahi.com、5/14、「鷹」「碍」など追加して…新常用漢字試案へ一般意見
http://www.asahi.com/culture/update/0513/TKY200905130306.html
記事では、「障害者」というときの「害」には負のイメージがあるので、戦前に使われていた「碍」という漢字を使えるようにして欲しいという要望がある、とのこと。
正直なところ、今まであまり考えたことがなかったけれど、確かにネガティブな表現ですね。「害ってなに?」
一方、「碍」の字には「妨げる」という意味がありますが、「害」ほどとげとげしいイメージはありません。
記事にもありますが、最近では「障がい」と、あえてひらがなで表記するケースも多いようです。実際に、「障がい」で検索してみると、「障がい者ジャパン」や「障がい者ユニオン」、また自治体の文書などサイトなど、ヒットするサイトが無数にあります。
なるほど、みなさんきちんと考えて漢字を使ってるんですねぇ。ひらがなとの併用は確かに不自然なので、「碍」の字が常用漢字になればいいですね。