ウルトラカンジ

生後 7 ヶ月で GLUT1 欠損症と診断された男の子の成長日記、と GLUT1 やケトン食について

「絵画の庭」展に行ってきた

昨日は子どもたちを親にあずかってもらって、久しぶりに美術館に行ってきました。

『絵画の庭 ゼロ年代日本の地平から』

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京都のシャガール展以来なので何年ぶりでしょうか。少なくとも子どもたちが生まれてからは初めてです。それに、大阪の中之島にある国立国際美術館にも初め行ってきましたが、そのステゴサウルスの鉄の骨格のようなオブジェにも驚きました。実はこの美術館、入り口が一階で、地下一階がエントランスやショップ、地下二階と三階が展示スペースになっていました。

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この展覧会は現在活躍している日本人画家の絵に焦点をあてたもので、草間彌生から、奈良美智など総勢 28 名の作品を集めていました。もともと、そのお二人くらいしか知らなかったのですが、いやあもうごちそうさまでした、と言いたくなるくらい満腹な内容でした。

ポスターや画像ではわからない、実物が放つパワーに圧倒されました。奈良美智の絵は学生時代からよく目にしてましたが、あれほど凛とした空気がはりつめているとは思いもよりませんでした(瞳もうるうる)。

会田誠の『ジューサーミキサー』は強烈です。それ意外に何も言えません。加藤美佳の『カナリヤ』には鳥肌が立ちました。小林孝亘の『Pillow』は思わず顔をうずめたくなるほど気持ちよさそう。森千裕の『ヘルメット鍾乳洞』と『九品仏』には手を合わせたくなりました。後藤靖香の『寄書』の立体感にも驚きました。坂本夏子の『Tiles』を観るころにはもう頭もとろけてなんでもあり。他にも、加藤泉、町田久美、中山玲佳、花澤武夫、池田光弘、などどれもおもしろい作品ばかりでした。

終わってみれば、じっくり歩きまわってくたくたで、口も閉じる暇がなかったのか喉が乾いていました。想像以上に楽しかったです。美術好きはもちろんですが、そうでない方にもおすすめの展覧会でした。現代日本人画家 28 名の作品を観る機会もそうはないので、生で観られてよかったです。

最後に、展覧されている絵画がすべて載っている図録を買いました。すべて載っていて 1600円。もちろん買いましたけど、こんなに安くていいのでしょうか。

もう本当に、ごちそうさまでした。

国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/japanese/b3_exhi_beginning_garden.html
(「展示作品」から一部の作品を見ることができます。)