低糖質パン Nucca が大阪にもありました
カンジは現在4歳の幼稚園の年少です。先週末、乳歯が抜けました。早すぎてびびります。
年少組では一番早いみたいです。上の二人の乳歯が抜けだしたのが年長と1年生なので早いですね。
しかも、上の二人よりもツワモノで食いしん坊のカンジは、歯がぐらぐらしているのを嫌がりました。食事中だったのもありましたが、歯が痛くて大好きな食事を楽しめないからです(断言)。
そこで、じゃ糸で引っ張ってみようかとやってみたところ、意外とあっさり、すぽっと抜けました。抜かれたカンジは平然としていました。上の二人は散々嫌がってやらせてくれなかった糸の抜歯を、カンジはケロリとやってのけました。
そんな食いしん坊のカンジを始め、同じ Glut1 異常症患者や Glut1 でなくてもケトン食療法をされている方、糖尿病などで糖質が気になる関西の方々に朗報です。
先日、Facebook で知ったばかりの、名古屋にある低糖質パン(ふすまパン)のお店、FOOD CONTROL SHOP ZERO が大阪にもありました!知らなかった!ショップ名長い!(いや失礼。「ヌッカ」は商品名?)
場所は、阪急うめだ本店の2階。化粧品売場を通り抜けて、ルイ・ヴィトンの前という派手な場所で、(比較的)さりげなく販売されていました。
FOOD CONTROL SHOP ZERO の Nucca 商品紹介
http://food-control-shop-zero.com/bread_note.html
成分表など詳しくは上の公式ページの商品紹介で見ていただきたいのですが、食パンからマフィンやスコーン、それにスイーツまで、本当に糖質が低く抑えられています。100g 換算で糖質が 5g がない商品も多いです。
お店は名古屋と大阪にしかないようですが、公式ページでネット販売もされています。お店にあるパンフレットには、「大阪はヌッカキューブしかないよ」的なことを書いてましたが、他にも食パンやあんぱんやスウィーツもありました。
ヌッカキューブはどちらかというと大人向きの味だったようでしたが、あんぱんはカンジもおいしく食べてくれたみたいです。こういうお店は本当に助かります!
歯が抜けたってなんのその。おいしくいただくカンジでした。(右目下の赤みは、次男ミッチーが飛んでいる縄とびに、自ら近づきむち打たれ、ミミズ腫れになってしまった不名誉の負傷です。) カンジは現在4歳の幼稚園の年少です。先週末、乳歯が抜けました。早すぎてびびります。年少組では一番早いみたいです。上の二人の乳歯が抜けだしたのが年長と1年生なので早いですね。
Glut1 異常症患者会関西交流会 in 阪大病院
ご無沙汰しております。カンジのパパです。
今日は大阪大学医学部付属(阪大病院)で行われた、Glut1 異常症患者会の関西交流会に参加してきました。
久しぶりにお会いする方や初めてお会いする方、患者会には入られていない方、Glut1 ではないけどケトン食療法をされている方々とお会いしました。4名の先生と、大体13家族ぐらいが参加されていたでしょうか。
今日来られてた方の患者さんたちは、2歳から17歳で(全員一緒に来られてたわけではないけど)、年齢も症状も異なるので、各家庭の悩みや体験談を色々と聞けてとても参考になりました。
全部をまとめて書けないのでちょっとした感想をつらつらと。
- やっぱり悩みの大部分は食事療法
ケトン食やアトキンス療法によって患者さんの様子は改善するけど、食事の問題はどこに行ってもいくつになってもついて回る問題なので、食事の準備は本当に大変。ケトン比だけではなくカロリー制限も関わってくると、新しい商品でもどちらかの制約に引っかかって食べられないこともある。
- みんながみんな、シビアな食事制限をしているわけではない
もちろん、できる家庭はケトン比を計算して食事療法をしているけれども、ざっくりと炭水化物を減らして脂肪分を増やすような食事をされている方も少なくない。うちもかなりざっくり派で、ケトン食療法よりアトキンス療法に近いんじゃないかと思います。それは患者さんによって症状が異なりますから、今の食事でケトン体が出ていて様子が安定していれば、無理に厳しい食事制限をしなくてもいいのかも知れません。というか、患者さんにとってもご家族にとってもできないものはできないですよね。
ただし、きちんと計算することにもメリットもあって、計算するとフルーツがもう少し食べられるとか、白米もある程度食べられるとか 、今更ですけど、そんなことも改めて気づきました。
- やっぱりまだまだわからないことが多い
ケトン食療法をいつまで続ける必要があるのか、途中でやめたらどうなるか、長期間続けて健康面で問題はないのか、などなど、 やっぱりまだわからないことは多いようです。基本的にはやめられる治療法ではないようですけれども。他にも遺伝子検査で異常が見つからない場合もあるとか、驚きです。遺伝子レベルでもいくつかのパターンがあるということなんでしょうか??
- 周りを巻き込む話
学校行事などで遠足や旅行に行くとき、事前に学校や宿泊先、市役所などと連携を取って、介護補助や栄養士さんをつけてもらえるように調整し、他の生徒たちと同じ経験を子ども(患者)にもさせる、というお話を聞けました。これは患者の権利という観点も本当に大事なことですよね。市や学校の予算とか、色々と問題はあるようですが、使える制度は使って、患者がハンディキャップを感じない(ハンディキャップがあっても他の仕組みで補う)ことって、患者にとってとても大事で、健常児と同じ体験をするというのは、当たり前のことなんじゃないかと思います。
また、特別なことがなくても、普段から介護補助や調理補助を使うのは、社会に病気のことを知ってもらう機会にもなるし、家族の負担軽減にもなるし、いいですよね、と僕も思いました。そういう仕組みは、まだまだ「ありがたい」と思われて敬遠されがちかもわかりませんが、使える仕組みは使いたいですね。
- ケトン体
食事療法がうまく入ってるかどうかの目安として、患者からケトン体がでているかどうかを見ますが、それはケトスティックで測れる尿中のケトンより、血中ケトン体、特にβヒドロキシ酪酸(でしたっけ?)の方が正確です、というお話が先生からありました。尿に出やすいひとと出にくい人もいるので、βヒドロキシ酪酸の値が低くても、尿中ケトンは3や4が出ることもあるようです。
- ケトンフォーミュラ
2011年まで明治乳業の好意で無償で提供してもらっていたケトンフォーミュラは、2012年度からは、特殊ミルク共同安全開発事業の登録ミルクになったことで、Glut1 の患者には、無償で提供されることが制度化されたそうです。全然知りませんでした。明治乳業さんにも、制度化に尽力された方にも感謝です。
最後に、個人的に一番気になっていた C7 オイルについて
ひとつ前のエントリーにも書いた、気になる C7 オイルについて患者会の顧問の先生からお話を聞けました。
C7 オイルは、トリヘプタノインとも言われていて、この10年くらいで色々な病気(心筋症やミトコンドリアの異常など)にも使われるようになっているそうです。
C7 の「C」は「炭素」のことで、炭素の数が7個ということ。普段使用している油は炭素の数が20個くらいの長鎖脂肪酸と言って、ケトンフォーミュラは真ん中の中鎖脂肪酸と言う。この炭素の数が短いほど、ケトン体を発生させるのに効果的なので、普通の食事をしていても、C7 オイルを取ることでケトン体が出るというのは、理にかなっている、ということでした。(ほほー!なるほど!)
では、この炭素の数がもっと少なければいいかと言うと、そうでもなくて、もっと炭素が少ないオイルを摂ると極度に下痢をしやすくなるそうです。
まだ長期的に C7 オイルを使った症例もないため、副作用の問題の研究を進めるとか、大学の倫理委員会にかけるなど、日本ですぐにこの治療を始めることは難しいけれども、試してみる価値は大いにあるのではないか、とのことでした。
(おおー!)
他にももう少しありましたけども、それはまた別で書きます。
というわけで以上、関西交流会レポートでした。
てぃおくんのケース
今回は、以前このブログ経由で連絡をいただいた、カンジと同じ glut1異常症の患者さんのお話をご紹介します(遅くなってしまいましたが・・・)。
連絡をいただいたのはアメリカにお住まいの日本の方で、ご紹介するのはそのお子さん、てぃおくんです。
イギリス生まれアメリカ育ちのてぃおくんは、今年 2012年4月、11歳で glut1異常症の診断をされました。
glut1異常症と診断されるまでは、多くの医師に何度も診察され検査をされ、「治療法はない」と言われたこともあったそうです。 glut1 と診断が下されるまでは、どこのサポートグループにも属することができなかったので、誰に相談することも情報を共有することもできず、てぃおくん家族は本当に孤立されていたそうです。
それが、この4月 glut1 異常症と診断されたことで、アメリカの glut1 の患者会(Glut1 Deficiency Foundation)に出会うことができ、他の多くのご家族や医師と交流できるようになりました。
その Glut1 D Foundation 主催のシンポジウムに参加されたてぃおくんご家族は Dr. パスカルに出会われ、その先生の研究にも参加することになりました(ちなみに、そのシンポジウムは今年7月インディアナ州で開かれ、スペインやスコットランド、カナダなどからご家族含めて148名も集まられたそうです!)。
ケトン食療法を始める前に Dr. パスカルに出会ったてぃおくんは、C7 というオイルを飲む治療法を実践することになりました。C7 というのは、僕も初めて聞きましたが、「トライヘプタノーエンオイル(triheptanoin oil)」というもので、ヨーロッパではバターを識別する際に使われる、人体には影響のないオイルだそうです。
てぃおくんは、普段は通常の食事をしつつ、治療のためにこの C7 オイルを飲んでいるそうです。1回25〜30ML を1日4回投薬されています(少し前の情報なので今は分量が違うかもしれないですが)。C7 を飲んでから、それまであった電池切れのようにぐったりする状態も、腰から下がふらつくことも減り、いつもご機嫌で過ごす時間も長くなり、家のお手伝いまではじめるようになったそうです。
そのお話を聞いてふと思いましたが、このような症状の改善の仕方ってケトン食療法をはじめた国内の方々の様子と同じですよね?C7 はオイルということですから、治療方法は根本的にケトン食と同じなのかも知れないですね。もし効果も同じなら、普通の食事ができるという点でうちもぜひトライしてみたくなります。うちの食いしん坊のカンジに普通の食事を食べさせられることができたら、どんなに喜んであれもこれもと食べ物をほおばるでしょう!
いやまあ、食事療法は医師や栄養士とも一緒にがんばっている食事治療なので、もちろん勝手なことはできないですけど、こうしてまた別の治療法もあると知るだけでも、なんだか希望が湧いてきます。
それから、てぃおくんの先生、Dr. パスカルのチームは、 glut1 の症状を軽減することが目的ではなく、完治することを目的とされているそうです。僕たち家族なんかは「先天性代謝異常」なんて仰々しい名前を聞いたときには、へなへなとなったものですが、どういう理屈で完治できるのかはわかりませんけど、そうおっしゃる医師もおられるのですから、いつか glut1 異常症は治療できる病気と言われるかも知れませんね。
そう言えば、先日ノーベル賞を受賞された山中教授の iPS 細胞の話も、難病を持つ人には明るいニュースでした。
glut1 の方もまだ診断のついていない他のご病気の方も、希望を持って進みましょう。
城崎旅行に行ってきた
ダニー・ボイルが総監督を務めた、華麗で意味深なロンドンオリンピックの開会式中継を横目に、朝からバタバタと準備をして城崎への家族旅行に行ってきました。
城崎は改めて書くまでもない温泉街で、旅館の外に7つの外湯があって、旅館でもらうバーコードを提示すればどこでも何度でも自由に出入りできる温泉好きにはたまらないシステムです。テルマエ・ロマエの漫画を見始めてから無性に温泉に行きたかったので僕としては大満足でした。ただ、7つの外湯と言っても時間的にもなかなか全部をまわることはできません。子どもたちとわいわい言いながら今回入ったの3つだけでした。下の地図の御所の湯、一の湯、鴻の湯。
まあ、浴衣と下駄で温泉街を歩くのは風情があってとてもいいんですけど、ひとつ気になったのは、外湯めぐりで歩くメイン通りが、車にとってもメイン通りで、大型バスも旅行者の車もバンバン通ること。小さい子ども連れの場合はちょっと安心して歩けないと思いました。
晩ご飯は旅館でいただきました。カンジにいつもの豆腐そうめんを出すと、カンジは少しご機嫌斜めになりました。「みんなはいつもと違う豪華な料理なのに僕だけいつもと同じ豆腐そうめん??」という気持ちだったのかも知れません(推測)。ですが、みんなからお豆腐やアジの開きやカニやらをもらって食べてすぐにご機嫌を取り戻しました。
カンジはまだ小さいので(4歳)一人前ほどの量は必要ないので、こうして取り分けてもまだ大丈夫ですが、そのうち一人前を注文してもお米など炭水化物を除くと食べ足りなくなりそうです。まあ、そのときは追加注文か持ち込みをすることになると思いますが、それはそれで大変です。
翌日は朝風呂を浴びて旅館からさらに北上し、城崎マリンワールドへ行って来ました。
城崎マリンワールドは建物がいくつかに別れていて最初は水族館、別の館ではトドのダイビングを間近で見られたり、ヒトデに触れたりと色々と楽しませてくれました。
アジの釣り堀というのもありました。アジは釣り糸を垂らせば釣れるので子どもたちも喜んでました。釣ったアジは向かいの店舗で天ぷらにしてくれるんですけど、それがまた意外とおいしかったです(「意外と」というのも失礼ですけど)。
そして続いて入ったイルカ・アシカショーで思わぬ展開が待っていました・・・。
満員の会場でイルカショーが一段落し、アシカショーが始まります。不器用に拍手や敬礼のポーズをするアシカを微笑ましく見ていたら、ショーのお兄さんがこんなことを言いました。
お兄さん 「アシカくん(名前は忘れた)、今日は特別教官が来てくれてるんだったね」
アシカ 「・・・」
お兄さん 「教官はすでにこの会場に到着しているらしいよ」
アシカ 「・・・」
お兄さん 「教官は黒縁のメガネで白いTシャツを着ているらしいよ」
アシカ 「・・・」
僕 「え?」(まさに僕が黒縁メガネ+白Tだった)
お兄さん 「それだけじゃわからないかな。もう少し詳しく言うよ、教官は黒縁のメガネで白いシャツで水色のパンツを履いてる人だよ。出てきてもらおう!」
アシカ 「・・・」
僕+家族 「えー!?」
ということでなんと僕はアシカショーに飛び入り参加するはめになり、アシカと一緒に敬礼したり、アシカとデッキブラシバランス対決をしました。デッキブラシバランス対決とは、デッキブラシを指に乗せて倒れないようにバランスを取るあれです。アシカは鼻にデッキブラシを乗せてましたけど、僕が余裕で負けました(勝てる気がしないぞ、あのバランス感覚)。それからアシカと握手をして客席に戻りました。言うまでもありませんが、アシカと握手をしたのは初めてです(笑)。
そんなハプニングも経て城崎をあとにした僕たちですが、車で帰る家路にさらなる試練が・・・。小さな渋滞を繰り返す高速道路で退屈する子どもたち。時間つぶしに携帯ゲームをやらせていたら、次男のミッチーがお腹が痛いと言い出しました。以前から車で退屈するとお腹が痛いと言うことがあり、軽い車酔いかなとは言ってたのですが、今思うと何もしてあげられずにいました。すると帰りの中国自動車道でミッチーが突然のリバース(泣)。路肩に車を止め、すぐ横をビュンビュンと車が通り過ぎるところでミッチーを着替えさせ、できる範囲で車の中を掃除し、再び家路につきました。長時間のドライブが久しぶりだったし、誰も乗り物酔いをしてこなかったのでまったく無防備でした。これからはもっと注意して見てあげようと思います。
自宅に着くとすっかり真っ暗。家族旅行は小さなハプニングで一杯です。ヘトヘトになりましたけど面白かったです。
アデノウイルスに荒らされて
カンジの風邪は6月初めの発熱から始まりました。それが2日ほどで治まったものの、6月中旬に再び発熱がありました。幼稚園児になって何かと疲れが溜まって来たのかなと言いいつつ、近くの小児科で検査をすると、マイコプラズマとアデノウイルスの両方に反応が出てしまいました。
病院では、両方に反応が出たということは最初の熱がマイコさんで今回がアデノさんかもわかりません、ということになり、アデノウイルスの場合、感染力が強いので介抱をしたときなんかは必ず石鹸で手洗いをしてくださいね、タオルの共用なんかも禁止です、という先生の前フリのような忠告に見事にはまり、我が家の中でアデノウイルスが猛威を振るいます。
まずはカンジを丸3日の発熱に襲い、感染しないよう細心の注意をしていたにも関わらず、1週間の潜伏期間ののちにカンジママを結膜炎と高熱のダブルパンチでノックダウンし、さらにしばらく潜伏して長男のヤッピーにも結膜炎と高熱のアンハッピーセットをプレゼント。ヤッピーは目を真っ赤に充血させて、3日間ほど寝込んでしまいました。
ヤッピーの熱も下がり、アデノさんの怒りもようやく鎮まったと思われた先週の金曜夜、今度は次男のミッチーの熱が上がり始めます。ところが不幸中の幸いで、ミッチーの症状はそれほど悪くはなく、昨日と今日(月曜日)でほぼ完治した様子。発熱する長男を見て、「うつったら何もでけへんからうつりたくない!」と豪語していた次男ですが、結局学校を休むことなく週末で治してしまい、熱もない今日は終始ご機嫌ハイテンションでした。
こうしてアデノさんに荒らされた初夏は終わり、子どもたちは待望の夏休みへと、カンジママにとっては終始子どもたちが家で騒ぎまわる恐怖の夏休みへと、突入するのでした。
そうして僕は、寝たふりをしたアデノさんを胸に秘め、明日から通勤電車の人混みの中でアデノウイルスを解き放つのでした・・・。
補記1:最後はもちろん冗談ですのでどうか僕を避けないでください。それから、ちょっとだけふざけて書いてますけど、寝込んでいる間はみんな本当にしんどそうで大変でした。カンジを始め、みんな元気になってよかったよかった。それから「マイコさん」、「アデノさん」は僕が便宜上勝手に名付けただけなので、この地域でそう呼ばれているわけでは決してありません(笑)。
補記2:アデノさんはプール熱などを引き起こす主要病原ウィルスです。そして、ご覧のとおりにとても感染力が強いのでご注意ください。
参考:潜伏期間ナビ http://www.senpukukikan-navi.com/expression/adeno-virus.html
カンジ、幼稚園に通う
またしてもご無沙汰してしまいました。
幼稚園に通い出してもう4ヶ月目のカンジですが、集団生活も特に問題なく過ごしてくれています。
今でもほぼ毎朝、ママとのお別れでよく泣くようですが、それは上の二人で散々経験済みなので大した問題ではありません(キッパリ)。
幼稚園では入園後一週間でおやつの時間が始まりました。
カンジには自分用のおやつを持たせています。ケトンフォーミュラの粉で作ったマフィンやドーナツ、ふすま粉で作ったクッキー、ピーナッツ、サラミなんかです。
他の子たちはラムネやハッピーターンなどを食べていたようですが、カンジは、自分が病気で他の子とまるっきり同じものは食べられないことをわかっているので、ちゃんと自分のおやつを食べていました。
幼稚園のおやつタイムは一週間で終わりましたが、カンジには引き続きおやつを持たせていました。補食として間食させるためです。ご飯や普通のパンと違い、朝から食べられるケトン食(と言っても朝はふすまパンとケトンフォーミュラですが)もエネルギー的に限りがあるので、エネルギー不足から万一発作を起こしてはいけないので、幼稚園にも協力してもらって補食の時間をひとりで取っています。
補食タイムは大体朝の九時半で、幼稚園の先生の話によると、カンジ自ら時間きっかりに「かんちゃん、おなかすいた」と言いに来るそうです。まあ、食い意地だけは誰にも負けませんから、カンジの腹時計は正確です。そして外にいる子どもたちから見えないように、職員室の奥で先生に見守られながらひとり笑顔で間食タイムを満喫します。
6月からはお弁当が始まりました。お弁当なので今はみんなばらばらのお昼ごはんです。補食の時間は日曜参観で見たことがありますが、お弁当タイムは見たことがないので、どんなものか一度見てみたいものです。多分一番早く食べ終わってそうな気がしますが…。
2学期からは給食が始まります。すでに幼稚園と給食会社のご好意でお弁当箱を借りました。給食のメニューに近い内容でケトン食弁当を家で作って持たせるためです。これ(給食と同じようなメニューをケトン食で作る)はグルットのお子さんがおられる方はやられてると思いますが、料理のできない僕からすると想像するだけでも大変というか想像もできないくらい大変だと思うわけですが、そこはカンジの笑顔を糧に、カンジママにはがんばっていただきたいと思う次第です。
こちらがそのお弁当箱(抜粋!)。メニューによって使い分けがあると言う
そんな幼稚園ライフでお友だちもでき、慣れてきたのか疲れが溜まったのか、カンジが風邪をひいてしまいます。その風邪がまあこんなことになるとは、そのときは誰にも想像できませんでした。
でもそれはまた、別お話…(おいっ、それぐらいで引っ張るのかよ!的な)
春の嵐
春と書き出しながらまもなく初夏になりますが、5月上旬から先週にかけての我が家のお話であります。
何の花粉かは不明ですが5月上旬の季節になると、いつも長男のヤッピーはアレルギーで鼻はぐじゅぐじゅ目は真っ赤、になります。ヤッピー自身もそんな体の不調と連動して、学校に行きたくない五月病を発症するのが毎年の恒例行事なのですが、今年のヤッピーの五月病はそれほどひどくはなく、代わりに春の嵐は今年小学生になったばかりの次男ミッチーに見事に吹き荒れたのでした。
まずミッチーに襲ってきたのは、ヤッピーと同じ5月のアレルギーです。今までヤッピーだけだったのが今年になってミッチーも発症。まさかその流れではないだろうけど、学校に行きたくなくなる五月病も患ってしまいました。
朝、ミッチーは起きるなり不機嫌なことが多々あります。怒りながら目覚めます。曰く、誰々のせいであんまりなられへんかったとか、学校行くの嫌やとか。帰りはけろっと楽しげに帰ってくるので、特に学校で問題があるわけではないのですが、先週あたりは特にひどかったです。素直じゃなくて何をどう考えているかわからないあまのじゃく感がひどかったです。
ある日、ミッチーが何かに怒って登校中に立ち止まって一歩も動かなくなり、一緒に行っていたヤッピーも困り果てて一旦家に帰ってくるという事態もありました(その日はカンジママが車で学校まで護送)。他にも登校中の問題もあれこれ発生。これはもうカンジママもヤッピーもやってられないということで、家族会議を開いてみんなでミッチーがなぜ朝から機嫌が悪く、ちゃんと学校に行けないのかを話し合いました。\n\n※家族会議中、みんなで話し合うそのシチュエーションがおかしいのかうれしいのか、カンジはずっと変顔をしたり、ふざけたことを言ったりして、その場の空気を乱しまくっていましたが(笑)。
それから約1週間、会議の甲斐があったのかどうかはわかりませんが、今のところミッチーはご機嫌で登校してくれています。朝、元気に行ってくれるだけで親としては安心です(ひとまず)。まあ、また嵐の時期が来ることもあるでしょうけど、子育てに拙速は禁物です。それはお門違いというものです。みんなでぼちぼちいきましょう。\n\nそれにしてもうちの子たちはメンタル弱っ!!
←ちょうどこの時期に金環日食がありましたねってことで。日食が見えてるのかどうかわからないカンジの様子。