ウルトラカンジ

生後 7 ヶ月で GLUT1 欠損症と診断された男の子の成長日記、と GLUT1 やケトン食について

発熱の正体と総ケトン体

これまでのあらすじ:6/15(月)の朝もかんちゃんの熱が収まらず、これで木曜日の夜から数えて 5 日目。やきもきするのも落ち着かないので母子センターへ連れて行くことにしました。それだけ。

血液検査と診察の結果、発熱の原因は特定できませんでした。血糖値が低すぎるわけでもなく、白血球の数値が異常というわけでもないので風邪でもなさそうだ、ということで生理食塩水の点滴をしながら様子を見ることに。

点滴をしている間、血液検査の紙を見ていて思い出しました。
かんちゃんのケトン体は測定されているか?カンジママの話では栄養指導のときにその数値を聞いた気がするけどはっきり覚えていないということでした。で、主治医の先生に聞いてみると、この日のような緊急処置の血液検査は別にして、普段の定期診察では測定しているよ、と話されながらパソコンをさらさらと操作して、これまでの総ケトン体を印刷してくれました。

このケトン体についてドクター江部のブログにはこうあります。

ケトン体の基準値は26~122μM/lですが、これはあくまでも、現代人が日常的に三食以上糖質を摂取している条件下の基準値です。

断食中や 糖質制限食の初期の段階だと、「脂肪酸ケトン体」エネルギーシステムが活性化するので、血中ケトン体は2000~4000μM/lていどに上昇するのが普通です。

江部康二のように4~5年間、スーパー糖質制限食を続けている場合、ケトン体は、300~1400μM/lていどで、これは糖質制限食を実践している場合の正常値と考えられます。

これを踏まえて、かんちゃんの検査結果をグラフにしてみました(はてなグラフをはじめて使用。いろんな WEB サービスがあるもんですね)。

ultrakanjiの総ケトン体とultrakanjiのAcAcとultrakanjiの3-0HB

ケトンフォーミュラを始めた直後 11月末から今までの検査結果です。一番上の赤い線が総ケトン体です。単位はわからないので恐らくドクター江部が書かれている単位と同じだと思います。下の 2 本はまったくわかりませんが、もらった数字をそのままグラフにしてみました。

主治医の先生のお話では、成人で糖質制限されている人の数値とかんちゃんの数値はちょっと別ものと思っておいた方がいいよ、とおっしゃっていました。子どもは下痢や嘔吐をすると、すぐにケトン体ができて千ぐらいあがったりするからね、と。

なるほど、グラフで MAX なのは、09/3/10 の検査結果。何があったかとこのブログで振り返ってみると、腸風邪の3月との記事が。へー、ブログってこういうとき便利だ、じゃなくて、実際に下痢・嘔吐のときは飢餓状態に近くなり、ケトン体が多く作られているんですね。

糖質制限を長く続けると総ケトン体の数値が低下していくというような記述も見られましたが(ドクター江部のブログで、でも探し出せず)、かんちゃんの総ケトン体も徐々に低下していくのでしょうか?でも、それはひょっとして重大な事実をはらんでいるんじゃないですか・・・?それはまた別で考えましょう。

ちょっと戻ってこのグラフは共有設定をしているので、誰でも参照することができます。今のところあまり意味があるとも思えませんが、長い目で見て誰かの参考になればいいかなと思います。

もっと戻ってかんちゃんの発熱。点滴が終わり熱が少し落ち着き、家に帰りました。そのころから顔の赤みが目立ってきました。夜になると顔の赤さは増し、お腹にも赤いぶつぶつが。

どうやら原因は、突発性発疹による熱だったようで。まれに 2 回かかる子どもがいるらしいです。ミッチーも 2 回かかったそうです。まったく記憶にないですが。